Blog
ブログ

失敗から学ぶソファ選び。至上のソファに出会うための5つの基本知識をマスターしよう。

ソファはリビングの中心となるアイテム。
でも、自分にピッタリのソファを選ぶのはなかなか難しい、と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、インテリアコーディネーターとして20年以上の経験を持つわたしが、これまでお客様から頂いたお悩みや相談内容を元に、ソファを選ぶときに特に注目すべきポイントをご紹介したいと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。

ELLE DECOR

お客様から聞いた「ソファ選びで困ったこと、失敗したこと」

ソファ選びについて、これまでお客様からはこんな相談を受けてきました。

*お店で気に入って即決。でも、届いてみたら座り心地が良くなかった〜!
*ソファを置きたいけど部屋が狭くて…無理ですよね
*掃除を簡単にしたい。汚れが目立たないとか、汚れないのがいいな〜
*在宅ワークを、できればソファに座ってやりたいです。
*猫の爪でソファがボロボロです…

みなさまソファに関するいろんな悩みや失敗がありますね。
ソファ選びはそれくらい、難しいことなのかもしれません!

でも、逆に言えばその悩みをクリアできれば、満足できるソファライフが送れるということではないでしょうか。

と言うわけで、このお困り事を解決できる、ソファの選び方を解説していきます。

座り心地の良いソファを選ぶには

cassina

何をおいても、まず座り心地が大切。
座り心地のいいソファは家族で取り合いになるくらいです。
逆に、座り心地が悪いと、いつしか誰も座らなくなってしまいます。それは悲しい…。
では、ソファの座り心地ってどこで決まるのでしょうか。

適正なサイズ

ソファの座り心地は、サイズによって違ってきます。
ゆったりした大きめがいい?
それとも、部屋が狭くならないよう、小さめがいい?
座り心地に着目すると、、、どうでしょうか?

ソファの幅は 1800㎜以上 が理想

結論から言うと、ソファは大きめの方が座り心地がいいのです!

ソファは本来、リラックスしてちょっとお行儀悪く座ったり、
時にはゴロリと寝そべるためのスペース。

欧米では室内でも靴を履いていますから、寝転ぶときはソファの上です。
日本人が畳にごろりと寝転ぶのと同じ感覚です。
ソファはかしこまって座る場所ではないのです。
そうなると、広い方がいいですね。

リラックスした姿勢で、ゆったり座ったり、寝そべったりするなら、大人男性ならば、
1600~1800 ㎜程度の幅が望ましいです。
家族4人が適度な間を保ちながら座るには、1800〜2000㎜程度あるのが理想的です。

ソファの奥行きは 900㎜ 前後

ソファの奥行きも、座り心地に関わる大事なポイントです。

奥行きが深すぎると、足が浮いたり、後ろにもたれにくくなります。
逆に、浅すぎてもゆっくり座ることができません。

身長によって、ちょうどいい奥行きが違ってきますから、夫婦や家族で使うなら、ちょっと工夫が必要。
クッションをいくつか置いておき、それで座り心地を調整します。
クッションは、インテリアを楽しむアクセントとして、コーディネートを楽しみましょう!

ソファのちょうどいい硬さは

座面が硬すぎたり、反対に柔らかすぎたりしても、座り心地が悪くなります。

心理的に、硬い座面は無意識に緊張感を生み、柔らかい座面では気持ちがゆったりと大きくなります。
たとえば、ソファで在宅ワークをするなら硬め、思い切り疲れを癒したいなら、柔らかいソファが合います。
ソファで何をするかをよく考えて、硬さをきめましょう。

ただし、やわらか過ぎるソファは腰や背中に負担がかかり、長く座っていると疲れます。
店頭で試しに座ってみる時は、できれば家と同じ状況で、靴を脱ぎ、少し長い時間(5~10分くらい)座ってみるのがおすすめです。
メーカーによっては、同じ形のソファでも、中のウレタンの硬さを選べるものもありますので、ぜひお店やインテリアコーディネーターに相談してみてください。

また、長年使っているソファの場合、中のウレタンやバネの弾力が落ちていて、座りにくくなっているケースもあります。
この場合は業者に依頼し、ウレタンを入れ替えたり、張地を変えたりします。
ソファはフレームさえしっかりしていれば、こういったメンテナンスで長持ちします。

ソファを置くと部屋が狭くなる

ソファを置くと部屋が狭くなる、というのもよく聞く悩みです。

部屋の面積に対して、家具の占める面積は、1/3程度がよいとされています。
ソファ以外のダイニングテーブルやテレビボード、収納家具なども合わせて部屋の1/3ですから、けっこう少ないですよね。
それなら、やっぱり小さいソファしか置けないね、と思う方もいるかもしれません。
でもすでに書いた通り、小さすぎるソファは座り心地が伴わず、あまりおすすめできません。
では、どうすればよいでしょうか。

*他の家具を置かないか、小さいものにする 

大阪市 M様邸

家にいる時、どこに座ることが多いかで優先順位を決めます。

「ソファに座ることが多い」という方なら、ソファのサイズを優先して、その他の家具を縮小できないか考えます。
ダイニングテーブルを小さくしたり、ソファの前に置くテーブルをやめて、小ぶりなサイドテーブルにするなどです。

逆に、ダイニングテーブルに座っている事の方が多いなら、ソファを小ぶりにするか、もしかしたら必要ないのかもしれません。
また、ダイニングテーブルにベンチのような長椅子を合わせた、リビングダイニング兼用家具を使う方法もあります。

上の画像は、兼用家具のセットではないのですが、革張りのソファに低めのダイニングテーブルを合わせて、汎用性を持たせた事例です。
在宅ワークも、食事も、食後のゴロゴロリラックスも、全てこのソファでできるようにしました。

他にほとんど家具を置かずに済むため、リビングは広々としています。

ソファの形で部屋を広く見せる 

cassina

*高さをおさえる
幅は同じでも、高さをおさえたものを選ぶと、部屋に対する圧迫感を軽減できます。
座面や背もたれの低いソファは視線を遮ることがなく、お部屋を広く感じさせます。

*肘なしのものを選ぶ
肘の有無もポイント。
肘なしや、片肘だけのソファにすると、意外とスッキリ、小さく感じます。
肘がないことで横から座れるようにもなるので、動線に合わせて取り入れるのもいいですよ。

*システムソファ
1シートずつの小さなソファを並べて、自由な形に組み合わせられる「システムソファ」も人気です。
長く一列にしたり、L字にしたり、2つに分けたりと、シーンに合わせて組み替えることができます。
これなら別の部屋に持って行ったり、引越しにも対応しやすいです。
 

ソファの汚れが気になる

ソファを置きたいけど、汚れたらどうやって洗えばいいか分からない。
できるだけ掃除しやすいソファにしたい、また、めんどうな掃除をすることなく、気持ちよく過ごしたいと感じている人も多いようです。

手間なく快適に使えるソファとはどんなものでしょうか。
ここでは、ソファの汚れ対策についてご紹介します。

カバーリングソファなら、張地を外して手入れができる

メンテナンスがしやすいのは、カバーリングタイプ。
人気があるので、大手メーカーからもたくさん発売されるようになりました。
汚れたら、カバーを外してクリーニングに出せますし、素材によっては家で洗濯できるものもあります。
傷んだり、飽きたりした時にも、簡単に交換できるのもいいですね。

撥水や汚れ防止生地を選ぶ

水をはじく「撥水加工」の生地は、汚れがしみこみにくく、汚してもサッと拭けて、お手入れが簡単。
飲食店やホテルなど、たくさんの人が使う場所で採用されることが多いのですが、家庭でも汚すのを気にしすぎずに安心して使えます。

インテリアファブリックも年々進化していて、最近人気なのがスペインで開発された「アクアクリーン」という生地。
アクアクリーンには、洗剤を使わず、水だけで汚れを分解できるという機能があり、ソファやダイニングチェアの張地として、大変人気があります。

家庭で気軽にできる汚れ防止策としては、防水スプレーを軽く掛けておくこと。
スプレーで生地が傷んだり、変色がしないかを事前に確認した上で、生地に合ったものを選んで行ってください。




パーツが分かれるソファ

Hukla

座面や背もたれがパーツに分かれていて、バラバラにできるタイプのソファがあります。
こういったソファは、クッションのすき間に入った埃やペットの毛、食べかすなどを掃除しやすいです。
『ソファを置くと部屋が狭くなる』 の項目でも書いた、1シートごとに組み合わせる「システムソファ」も同様です。

ソファは大きくて重いイメージがありますが、これらのソファなら、汚れ対策になると同時に湿気もたまりにくく、いつも気持ちよく使えます。

ペットとの暮らしに合うソファは?

ペットを飼っているおうちがとても多くなっています。
ペットとの暮らしにはどんなソファが合うでしょうか。
種類や、体の大きさによって、一緒に暮らすときに注意することが違ってきますが、ポイントとなる主な内容を、犬、猫を中心に紹介します。

小型犬がいる家庭でのソファ選び

室内では、小型犬を飼っている方の方がが多いと思いますが、ソファ選びは難しいです。
大きく以下の点に注意が必要です。

*安全性
脚が細くて骨折しやすい犬種もいますので、ソファに飛び乗ったり、飛び降りたりすると危険な場合もあります。
そんな時は、座面が低いローソファがおすすめ。
あるいはワンちゃん用のステップを用意して、それを使って上り下りするように促すのも一つの方法です。

*汚れ対策
「粗相をしてしまう」という場合は、張地で解決できることが多いです。
撥水生地や、水だけで汚れが取れる機能性生地「アクアクリーン」がおすすめです。
もちろん、そういった生地を使った場合も、汚したら可能な限りすぐにふき取ることが大切です。

*噛みつく
ワンちゃんは、ソファの脚やクッションに噛みついてしまうことがあります。脚がボロボロになったり、クッションの中材が飛び出したり。
このような場合は脚のない(床に直接置くタイプの)ソファを選ぶ、スチールやアルミなどの金属脚のものを選ぶ、などの対策ができます。
クッションへの噛みつき対策は、丈夫な生地を選ぶこと。
おすすめは、丈夫で傷もつきにくい、人工スエードです。

猫がいる家庭でのソファ選び

大阪市 K様邸

猫がソファでくつろぐ姿は、猫好きにはたまりませんね。
ただ、どうしても気になるのはひっかき傷。
特に爪とぎをするわけでなくても、どうしても爪で傷ができてしまうことが多いです。

布なら、凹凸が少なく、爪がひっかからない滑らかなものを選びましょう。
革は硬いものから柔らかいものまで、様々なものがあるので、選ぶ際には相談を。
表面が滑らかな革は、座り心地の触感がとてもいいのですが、傷については型押しの方がつきにくいです。

一番のおすすめは、ペットの爪に強く、引っ掛かりのない「ラムース」などの人工スエード。
色も豊富なので、インテリアコーディネートも楽しめます。

上の画像は3匹の猫と暮らすK様邸。
奥様がソファの張地としてラムースのピンクをチョイスしてくださり、かわいいお部屋になりました。


まとめ:ソファ選びはまずライフスタイルの見極めから

大阪市 S様邸

ソファの賢い選び方について、お悩み別に紹介してみました。
ソファ選びで失敗なく、長く使えるお気に入りに出会うには、まずはご自分のライフスタイルを洗い出してみることが大切です。
ソファを見た目だけで選ぶと、うまくいきません。
おうちでどんなことをしているか、何をするのが好きか、ソファを置いてどんな暮らしをしたいかなどを、じっくり見極めていきましょう。
それが、あなたにとってベストな1脚に出会う近道になると思います!

弊社では、お客様の暮らしや価値観を大切にして、常に寄り添う気持ちでの空間づくりを心掛けています。
ソファ選びを始め、インテリアの様々なご相談をお待ちしています。

PROFILE

水田 恵子
水田 恵子インテリアコーディネーター事務所「Office SPIRAL」主宰
大阪市を中心にインテリアコーディネーターとして活動。2014年に個人事業Office SPIRAL、2022年に株式会社S.O.Pを設立。
専門分野:空間デザイン心理学®を使った、一般住宅・宿泊施設・サロン等のインテリアコーディネート

ブログ一覧

Contact
お問い合わせ

お問い合わせはメールフォームより承ります。
お急ぎの方はお電話ください。